筋トレしてると「左右差」はなぜ起きるのか?対処法も併せてご紹介。

  • 左の腰だけ痛くなる
  • 左は肩が上がりやすい
  • 右だけ胸に効きづらい
  • 右のお尻が効きづらい
  • バーを担ぐと捻じれる

このように筋トレしてて感じる左右差はありませんか?それが顕著になって違和感痛みにまでつながっている人もいる場合が多いです。トレーニングをすればするほど、身体の感覚も良くなり、重量も上がるのでそれに伴い左右差も実感しやすいかと思います。

では、実際に左右差とどのように付き合って対処していった方がいいのか私の考えを記載していきます。

目次

原因

そもそも…

原因を探る前に、人はそもそも左右非対称であるということを前提に話を進めていく必要があります。

内臓の位置(肝臓が右、心臓が左)や、利き腕や脚、脳(左脳と右脳)など…あります。人が立つときの重心はどっちが得意でしょうか?肝臓は重く、右の横隔膜の機能的左右差からも右が得意なんです。右利きの人はわかるように右手は操作性に富んでて左手は支持の方が…とこんな感じです。

原因

日常生活や仕事、スポーツで得意な動作や行動パターンにより、使いすぎたりもしくは使わないことで忘れてしまっている筋肉や機能が現れてくるのです。
それが顕著になったことで、トレーニングの時に捻じれたり効き方が変わってくるわけです。その使いすぎ、使わなすぎの筋肉はどれ?というとこれも個人差があります。

もうひとつ。人がストレスを受けたり疲労してくる栄養不足や睡眠不足、運動不足になると呼吸が適切に行われにくくなります。(浅い呼吸や肩をあげる呼吸)呼吸に関わる筋肉は横隔膜です。横隔膜は右の方が強く大きい

呼吸が適正化されていないということは、右の横隔膜は強いからなんとか働いてくれるかもしれないけど、左はどうでしょう…
左の横隔膜が呼吸筋として適切に機能していないということは、実はその左側の腹筋群(腹横筋・内腹斜筋)の弱化に繋がります。弱化するとどうなるか?左の骨盤は前傾(腰を反る)方向へと。骨盤が前傾すると内もも(内転筋)は力発揮しにくくなります。

このようにして左右差のパターンは出来上がっていきます。

  • 弱い・抑制された筋肉

左の腹筋群

左の内転筋

右のお尻

  • 強い・過活動している筋肉

右の内転筋

左のお尻

多くの人がなりやすいパターンとしては上記のような感じです。

ではこの状態が顕著な人がスクワットをしたらどんな感じになるでしょうか?
左の腹筋群・内転筋が使えない⇒・左の腰の痛み、右膝が内側に入る、左のお尻だけ使いやすい、バーが右に傾く
などと連鎖していきます。

付き合い方

トレーニングをする上では、痛みや違和感がなければそれほどこだわる必要はないと考えています。もちろん筋肉の発達具合等を確認したうえで修正していくことも大切ですが。

トレーニングの前に自分の弱点や苦手な動きを修正しておくことで、トレーニング時の左右差はある程度埋まってきます。そのために身体を整える作業が必要になってくるのです。

対処法(スクワットを例に)

簡潔に、抑制と活性をキーワードに見ていきましょう。
スクワットで捻じれが起きている場合に、
左の腹筋群・内転筋が使えない⇒・左の腰の痛み、右膝が内側に入る、左のお尻だけ使いやすい、バーが右に回旋します。
過活動している筋肉には抑制(緩める)をします、活動していない筋肉には活性をさせます。

抑制

これはストレッチやストレッチポールが当てはまります。
下記の過活動している筋肉を入念にケアしてみましょう。では左の内転筋はストレッチしなくていいの?となりますがしても大丈夫です。この後の活性でスイッチは改めていれるので。

右の内転筋

 

左のお尻

スクロールできます

活性

これはエクササイズをします。
ジムであれば、サイドプランクやアダクターやアブダクションになります。

左の腹筋群

左の内転筋

 右のお尻

スクロールできます

動作確認

スクワットやランジをして感覚が似てきたり、左の腰の張りがなくなっていたり、身体の反応や動作を確認していきます。
そうすることで、自分がウォーミングアップにした方がいいことや、身体のバランスに気づけてきます。

おそらく重い重量を持つとまた左右差が現れると思いますが、(これは自分の得意なパターンを脳が覚えているため)少しずつ続けることで改善していきます。

まとめ

構造的な左右差と機能的な左右差を知ること、受け入れること。
そして仕事や日常生活、ストレス、睡眠・栄養・運動不足から左右差が顕著になることもあります。トレーニングをする上で気になる部分があれば、抑制と活性を用いることで少しづつ改善していきます。

もし左右差やその他お悩みがあればいつでもご連絡ください。

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